キャンプファイヤーはキャンプの醍醐味の一つですね。火を見ることが心落ち着くだけでなく、ゲームや歌を組み合わせることで楽しい思い出作りにもなりますね。キャンプファイヤーの準備やプログラム作りはそんなに奇をてらう必要はありません。楽しくなければキャンプファイヤーではない!ということで、キャンプファイヤーのそもそもの目的やおすすめのゲーム、歌を含めたプログラム例などを紹介します。
そもそもキャンプファイヤーは何のためにするの?

そもそも、キャンプファイヤーは、神への崇拝、火を囲み自然を感じる、仲間とレクリエーションを行い一体感をつくる、非日常を体験する等といった目的で行われています。
かつては、子どもたちへの教育としてのキャンプ(教育キャンプ)では、以下のように行われてきました。
火を囲んで、自然のありがたさ(特に火のありがたさ)を感じる
火は私たちに「灯り」「熱」として、生活に欠かせないものを提供してくれます。闇を照らしてくれる、体を温めてくれる、調理をすることができる等。キャンプの早い時期の夜に、私たちの生活を支える自然に感謝の気持ちを持たせるキャンプファイヤーをします。
火を囲んで、仲間とゲームや歌で楽しみ、一体感をつくる
キャンプの中日あたり、いわゆる「中だるみ」の時期に、子どもたちの楽しみとしてゲームや歌で楽しい時間を過ごすキャンプファイヤーをします。ここでは、子どもたちが主体となって、ゲーム進行をしたり、出し物をしたりすることで、一体感をつくっていくことができます。
火を囲んで、火を見つめながら語り合い、自分自身を見つめる
キャンプの最終日の夜に「語り合い、自分自身を見つめる」ことをします。キャンプを通して、良かったことや悪かったことなどを語り合い、年長者の教えを聞いたり、自分自身の課題を見つけたりして、今後の自分の生活に活かしていきます。
近年、(1)(2)(3)をまとめて、一晩で三部形式としてプログラムを作っている例が多いと思いますが、そもそもは、夜は火を囲んで年長者の話を聞いたり、レクリエーションをしたり、自分自身を見つたりするなど、いろんな活動を自由にしていいものです。
どんなプログラムにすればいいの?

プログラム(例)
前述したことをベースに、一晩で三部形式にしたプログラム例を紹介します。
【第一部:儀式の火】・・・自分をみつめる
1.全員入場
2.うた「遠き山に日は落ちて」
3.火の神,火の女神入場
4.火の神の言葉
5.点火
6.詩の朗読
7.うた「燃えろよ燃えろ」
【第二部:親睦の火】・・・仲間を見つめる
1.ゲーム
※ いくつかの集団ゲームをします。
2.各班からの出し物
1班→2班→3班→4班→5班・・・
各5分ぐらいで
3.フォークダンス
【第三部:別れの火】・・・未来を見つめる
1.集合
2.詩の朗読
3.火の神の言葉
4.火の守へ分火(誓いの言葉)
5.うた「今日の日はさようなら」
6.終わりの言葉
※静かに退場する。
ゲーム(例)
「じゃんけんゲーム」
リーダーじゃんけん
リーダー対全員でじゃんけんし、勝った人だけ再度じゃんけんができる。最後まで 残った人がチャンピオンとなる。
向きかえじゃんけん
リーダー対全員でじゃんけんし、勝った人が体の向きを変える。正面→右向き→後ろ向き→左向き→正面など勝つごとに向きを変え、早く一回転した人が勝ち
「キャッチ」
メンバー全員でサークルになり内側を向く。全員左手で筒をつくり、右手は人差し 指を右隣のメンバーの左手の筒の中に入れる。リーダーが「キャッ、キャッ・・・、キャ ッチ!」と言ったら左手の筒を締めて隣の人の人差し指をキャッチする。また、自分の 人差し指はキャッチされないように抜く。
※ リーダーは「キャッ」のつく別な言葉を時々伝えエラーを誘う。「キャッ、キャッ、キャット」「キャッ、キャッ、キャップ」など
「もしもしかめよ」
参加者を4つのブロックにわけ、それぞれに動物(イヌ・ネコ・カラス・ブタなど)を決めておく。「もしもしかめよ」のフレーズをリーダーが指差したグループだけ動物の鳴き 声で歌う。
「せ~の!」
リーダーが「せ~の」と言ったら全員で拍手をする。次にリーダーが「せ~の」と言っ たら、次は2回拍手をする。このように、リーダーの「せ~の」の合図によって1回ずつ 拍手を増やしていく。途中でリーダーが「集まれ!」と言ったら、拍手の回数と同じ人 数だけ集まって手をつないで座る。
「猛獣狩り」
リーダーの後を追って歌と踊りをまねていく。最後にリーダーが猛獣の名前を言ったら、その文字数と同じ人数でグループをつくり座る。
「ファイブじゃんけん」
じゃんけんをして5回勝ったらリーダーの横に並ぶ。1回ごとに相手を変えて行う。
出し物をする時の注意点

おすすめは、音と動きがあるもの。歌だけよりも,歌とダンスとか,音楽付きダンス。また、全体をまきこむもの。自然とみんなの体が動き出すものがなおよい。
(例)
アブラハムには7人の子~♪
まるまるもりもり~♪
みんなでアルゴリズム体操
AKB48「ヘビーローテーション」振り付き
AKB48「恋するフォーチュンクッキー」(おにぎりダンス」振り付き
ビリーズ・ブート・キャンプ(みんなでエクササイズ!)
避けた方がいいもの
劇(セリフが聞こえません)
動きが小さいもの(暗いので見えません)
まとめ

キャンプファイヤーは火を囲んで、非日常を感じることができればいいと思います。また、「楽しい」ことが一番大切だろうと思います。今回紹介したプログラムの内容を全てする必要もなく、ただ、のんびり火を見つめるだけでもいいのです。どんな活動でもきっと思い出に残る時間になることでしょう。
また、質問だあれば自分の経験をもとにお答えしたいと思いますので、ご遠慮なくコメントをお願いします。
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