学校や子供会などで自然教室をするときに、おすすめのプログラムが「野外調理コンテスト」です。班(グループ)でメニューを決め、買い出しから調理までを全て行います。子供達の満足感が高いだけでなく、大人にとっても「大人が動くことが少ない」「褒めやすい」など、”おいしい”プログラムです。
野外調理コンテストがおすすめな理由

野外調理コンテストとは
決められた予算の範囲内で、班(グループ)で1回分の食事のメニューを決め、買い出しから調理までを全て行い、指導者が各班を評価して表彰する、といったコンテスト形式の活動です。
指導者側が予算や活動場所、燃料、調理道具を指定しておき、班員には食材選び、調理方法の工夫、盛り付けを含めた食べ方の工夫などをさせることが多いと思います。
野外調理コンテストを実施するメリット
この活動では、班員の様々な能力(よさ)や協力・協調性が発揮されます。また、食といった本能の欲求に直結するものをターゲットにしているため、意欲も高まりやすいです。
実際に指導者としてこの活動を指揮してみると、他の活動に比べて直接指示したり、指導したりすることが少なくなるとともに、子どもたちを褒めやすい(アイデアの良さ、協力する言動、手際のよさ、できあがった料理のよさ等)活動であるため、子供にとっても大人(指導者)にとっても満足感の高い活動になります。
野外調理コンテストの実施例
事前指導について
- いつ、どの食事で実施するか。(例:○日目の夕飯で)
- 予算はいくらか(一人○○○円)。(例:一人当たり500円で)
- 場所はどこで、燃料は何を使うか。(例:炊飯場で、燃料は薪、炭)
- 道具は何を使うか。(例:炊飯場の貸出物品で。バーベキューコンロも可。)
- 時間はどれくらいあるのか。(準備~食事~片付けの時間)
- 評価基準は何か(味、手際の良さ、チームワーク等)
実施する時の留意点
- 食材選びのアドバイスは最小限にする。
- 食材を購入したら他の班(グループ)のものと混同しないように袋などに班(グループ)名を書いておく。
- 調理中もできるだけアドバイスは控え、安全管理に徹する。
- できあがった料理について評価し、どの班についても成果(良かったところ)を中心に褒める。



まとめ

野外調理コンテストは子供達が意欲的に取り組めるプログラムの一つです。ただし、班員全員が調理の経験が極めて少ない場合は難しいかもしれませんが、子供達の実態に応じて楽しんでみてはいかがでしょうか。
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