子ども対象のキャンプにおすすめのプログラム

キャンプ・アウトドア

人間は本能的に危険なものに魅かれる、という習性があります。キャンプでいうと「火」「刃物」「暗闇」です。ですから、子ども対象のキャンプでは敢えて、薪で火をおこし、刃物(ナタやナイフ、包丁)を使い、夜も外に出かけるプログラムを入れておくと、本能をくすぐるキャッチーなキャンプになります。

子どもを惹きつけるキャッチーなプログラムとは

人間の本能的な欲求を満たすもの

前述したように、人間は「怖いもの見たさ」「未知への興味関心」「冒険心」から、怖いと思っているものに興味をそそられるものです。
そこで、基本的な欲求である「食欲」と「火」「刃物」といった要素が加わることで、一気にキャッチーなプログラムになります。例えば、「かまどを作ってピザを焼こう」「たき火をつかってホイル焼きをつくろう」といった具合です。
また、普段の生活で夜間に野外活動することはほとんどないことから、夜の山、海、空といった自然相手の活動には、知らない世界への期待感も大きいことでしょう。

ゴールが明確であり達成感を味わえるもの

野外調理はゴールが明確であり、うまくいったかどうかの評価も「おいしくできたか」と自分で確かめられるので達成感、満足感が得やすいプログラムです。
夜間の野外活動では、例えば、山の中でのナイトウォークであれば観察の視点を与えたり、星空が見えていれば星座探しをさせたりするといいでしょう。

子どもを惹きつけるキャッチーなプログラムの具体例

野外調理は必ず入れたい

キャンプは自然の中で生活することを楽しむものですが、その中でも本能的な欲求「食欲」に直結する活動は、意欲もわきやすく満足感も高くなります。
そこで、火や刃物を使った野外調理活動は是非、取り入れたいですね。
単純に食材を焼くものでもいいですが、クッカーや鍋を使って煮込んだり、かまどをつくってピザを焼いたり、ダッチオーブンを使って調理を工夫するのも楽しいですね。

夜の野外活動にチャレンジ

夜の野外活動の具体例として、「森や生き物観察」「星空観察」「ナイトウォーク」「その他(夜間に山を登る、キャンプファイヤーなど)」があげられますが、他のページで詳しく解説していますので、ご参照ください。

キャンプでの夜の過ごし方(アクティブに活動したい方向け)

クラフト活動にチャレンジ

活動例をあげてみます。

  • 焼き杉を利用した看板、コースターづくり
  • 材料から自由に発想した工作物
  • 石を使ってストーンアート、砂を使ってサンドアート
  • 貝殻を飾りに使った写真立て作り
  • 木工教室(椅子や机の製作)
  • 押し花栞作り、ドライフラワー
  • ペーパークラフト

これらは運営スタッフで準備・指導してもいいし、もし、施設に宿泊する場合で施設スタッフに指導等を依頼できるのであれば選択肢として考えていいと思います。

まとめ

子ども対象のキャンプでは是非、「火」「刃物」「暗闇」の体験をいれたプログラムを検討してみてください。生活体験が不十分な子どもたちが増えてきている現代だからこそ、子どもたちにとっても大切な経験になるはずです。

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