夏の星空の楽しみ方

キャンプ・アウトドア

夜、晴れていたら星を見てみましょう。街の中では、2等星ぐらいしか見えないかもしれませんが、夏の有名は星座ぐらいは見つけられると思います。空を見て、10個以上星座がわかると、星に興味を持ち始めると言われています。まずは、10個見つけられるように覚えてみると、きっと楽しくなります。

明るくて見つけやすい有名な星座から探そう

夏の大三角、織り姫と彦星の相合い傘

星座を見つけるのに、今は便利なスマホアプリが出ていますので、是非活用しましょう。
8月下旬の20時頃として、まず最初に見つけるのは、頭の真上の方で、ひときわ明るく輝いている星です。そう、これがこと座のベガで、七夕の織姫星でもあります。
織姫星が見つかったら、次に彦星(わし座のアルタイル)を探してみます。七夕のお話の通り、織姫は天の川の西の岸、彦星は東の岸にいます。
これで残すはあと一つですね。織姫星と彦星と、さらに一つ、明るい星があります。これがはくちょう座のデネブ。これらの星をつなぐと、大きな三角形(二等辺三角形のような感じ)になります。

さて、時間がたつと夏の大三角はだんだん西に傾いていきます。そして、朝方に近づいていくと、はくちょう座がちょうど相合い傘のようになり、傘の左右に織姫と彦星がいるように見えます。これが、「織り姫と彦星の相合い傘」です。ちょっとロマンチックでしょう?

南の低い空には「さそり座」、弓矢で狙っている「射手座」

さそり座の目印の赤い星は、一等星アンタレス。アンタレスはサソリの心臓に例えられています。そして、後ろから追いかけてくるように「いて座」が弓矢を引いている姿が見えます。この弓矢はサソリ座の心臓「アンタレス」を狙っているとも言われています。

天体望遠鏡で初めに狙うべきものはずばり「月面のクレーター」「土星」「木星」

これら3つを見せると一気に星に興味を持つ方が多いというのが実感です。天体望遠鏡を見る機会があったら是非、これらの天体を見てみましょう。
月は、50倍で全体がはっきり見え、100倍になるとクレーターの様子がわかります。土星は、100倍程度で輪っかが見え、輪っかの濃淡がわかります。木星は、50倍くらいで4つの衛星が見え、100倍くらいからおおよその縞模様がわかります。

昔の人は想像豊かに星空を見ていた

天空で輝く星の並びをどのように結ぶかは、見る人の自由ですから自然なことです。 民族や時代によって物事の見方が違うように、星座の形や数も場所によって異なっていました。
星座が生まれたのは、古代バビロニア時代だったと言われています。 やがて星座は古代ギリシアに渡り、星座にまつわる神話が生まれました。昔の人々は豊かに想像をふくらませて星空を眺めていたんですね。

まとめ

満点の星空を見て「きれいだなあ」「不思議だなあ」という感動体験は是非、みなさんにも経験していただいたいなあと思っています。星空を眺める楽しさを味わっていただくと、夜の楽しみ方もさらに深まっていくのではないでしょうか。

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