川で安全に活動するために

川で安全に活動するためには①川やその周辺(上流)気象情報をこまめにチェック②川の流れと深さを知る③危険箇所を知る④けがの対処法③川で溺れたときの対処法、といったことがあげられます。川は常に変化していることを忘れずに、安全に楽しんでいただきたいです。

<目 次>
1.川やその周辺(上流)の天気をチェック
 1-(1)活動できるかどうか判断する時
 1-(2)活動中も要チェック
 1-(3)長雨や集中豪雨に注意
2.川や周辺の危険性、危険箇所
 2-(1)川の流れや深さについて
 2-(2)環境への配慮
3.けがの対処について
 3-(1)川で多いけがと対処法
 3-(2)危険を避けるために
4.川で溺れたら
 4-(1)溺れた人を助けるには
 4-(2)自分が溺れたら
5.まとめ

1.川やその周辺(上流)の天気をチェック

1-(1)活動できるかどうか判断する時

気象状況を、インターネットやテレビなどで事前に把握しておきましょう。ピンポイント天気予報や雨雲レーダー、雷レーダーなどの情報がリアルタイムで手軽に入手できますので、活用しましょう。大雨、暴風、洪水などの警報発令時は、活動を見合わせましょう。
活動場所が晴れであっても、その上流域で雨が降っていると、河川増水の恐れがあります。活動場所だけでなく、活動する河川流域全体の降雨についても、情報を集めましょう。

1-(2)活動中も要チェック

急な雨や雷雨など、事前に予測できない気象の変化もあり得ます。活動中も気象情報をできるだけ入手しましょう。雷を探知する道具も便利です。AM ラジオの雑音からも雷が近いことがわかります。

1-(3)長雨や集中豪雨に注意

雨天が続いたり集中豪雨の際は、鉄砲水や土砂災害に注意が必要です。赤茶色の水が流れてくる、水が急に冷たくなる、流木がある、落ち葉やゴミが流れてくる、木の匂いがする、などは、増水する前の予兆ですので、すぐに高台へ避難しましょう。増水のスピードは速いので、急いで避難することが重要です。
また、夏は局地的豪雨が多い季節です。真っ黒な雲や積乱雲が出たときは、自分のいる場所から遠く見えていても注意が必要です。上流に雨が降れば、下流ほど増水量は大きくなります。上流方向の空模様にも常に注意しましょう。

2.川や周辺の危険性、危険箇所

2-(1)川の流れや深さについて

晴れているときでも、川の流速や水温、風速などの条件が活動に適しているかを確認してから活動しましょう。また、川は人為的に流れが変わる場合もあります。国土交通省の「川の防災情報」のホームページなどで、上流のダムの有無や放水計画、活動場所の水位などもチェックしておきましょう。急に水が濁ったり、竹や木の枝、ゴミなどが流れてきたり、急に水が冷たくなったと感じたら、直ちに川から出ましょう。
また、川の流れは均一ではありません。一見穏やかに見える流れも実は川底は地形より複雑な流れになっている場合があります。「瀬」では、無理に立とうとしないようにしましょう。岩の隙間に足をはさまれるなど、身動きがとれなくなる危険性があります。また、大きな岩や壁に流れがぶつかる所、水面下の岩がえぐれている所は、引き込まれたり、水流に押されて身動きがとれなくなったりするので危険です。水面が盛り上がっている所も危険です。その川底に大きな岩があり、渦が発生している場合もあります。川の流れをよく観察し、このような場所には近づかないようにしましょう。

2-(2)環境への配慮

川はさまざまな人が利用する公共の財産ですから、漁場を荒らさないなどのルール、ゴミを持ち帰るといったマナーを守り、自然環境に配慮することが大切です。

3.けがの対処について

3-(1)川で多いけがと対処法

石や岩でのすり傷と切り傷が多く発生しています。細菌感染防止のため、どんな小さな傷でも水でていねいに洗い流しましょう。すり傷は消毒液を使うと治りが遅くなるので、食品用ラップフィルムなどで傷を覆います。切り傷は傷は真水で洗い、出血時はビニールなどを利用してできるだけ直接傷にふれないように手当てをして、タオルなどで止血します。

3-(2)危険を避けるために

川に入るとき、近づくときには、必ずライフジャケットを着用しましょう。川底は滑りやすいので、かかとの固定できるウォーターシューズや運動靴も必要です。濡れても体を冷やさないように、速乾性の化学繊維でできたTシャツなどを着ましょう。気温や水温によってはウェットスーツやドライスーツも効果的です。ヘルメットは水抜きの穴があり、ツバがないものを選びましょう。

4.川で溺れたら

4-(1)溺れた人を助けるには

まず、落ち着きましょう。溺れている人にも声をかけ、落ち着かせます。絶対に、すぐに飛び込んではいけません。溺れている人がパニック状態になり、しがみつかれて二次被害を引き起こす可能性もあります。単独救助はレスキュー隊員でも難しいものなので、できるかぎり陸上からの救助を心がけます。119 番通報はもちろん、大声で周りにいる人を集め、身の周りで助けになるような道具を探しましょう。
ロープを使って救助活動をする際には、上流からロープを流します。溺れている人の後方へ、ロープを振り子のように振って勢いをつけ、下から投げ入れます。そして、溺れている人がロープにつかまったら、静かに引き寄せます。救助者が、川に引き込まれないように、しっかりと腰を落として引き寄せましょう。
救助者自身が水圧で、けがをする危険性があります。救急者はロープを手に巻きつけたり、体に巻きつけたりすることはやめましょう。ロープがなければ、木の棒や結び合わせた服なども使えます。
また、ペットボトルや、クーラーボックス、空のポリタンクなども、浮き輪代わりになります。ペットボトルは軽すぎるので、投げやすいように少し水を入れましょう。

4-(2)自分が溺れたら

もし自分が着衣のまま溺れたら、まず落ち着いて、服に入った空気で浮き、静かに救助を待ちます。動いて体力を消耗したり、体温を奪われたりしないよう、とにかく静かに浮いておくことがベストです。流れの速い所では、立ち止まろうとせずに、足を下流に向け、足先を水面まで持ち上げた姿勢で浮きながら流され、救助を待つほうが安全です。

5.まとめ

川は生き物の宝庫です。また、泳いだり釣りをしたり、カヌーやボートやイカダに乗ったり、沢あそびをしたり、せせらぎの音を聞いたり、川面に映る景色を楽しんだり……。川は、自然体験活動がいっぱいできる魅力あふれる空間です。安全に自然を楽しんでいただけたら幸いです。

自転車旅が好きな中年親父。キャンプ経験(キャンプディレクター)から、自転車キャンプツーリングにハマりました。名前の由来は、出生時の体重が3,750g (貫は重さの単位で、1貫=3,750g )だったことから。#自転車旅 #クロスバイク #アウトドア #キャンプ #自転車通勤

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