いきなり結論ですが、自転車通勤はダイエットに効果的です。自分の体力に応じて負荷を変えられるし、長く取り組みやすい運動でいえるでしょう。今回は、自転車を生活に取り入れて、効果的にダイエットに生かすことについて解説していきます。

自転車通勤がダイエットに適している理由

消費カロリーが高い
自転車に乗った時の消費カロリーを具体的に計算してみましょう。
消費カロリー(kcal)=体重(kg)× METs × 時間 × 1.05
(METsは国立健康・栄養研究所 改訂版「身体活動のメッツ(METs)表」を参照)
例えば、体重60kgの人が1時間乗った場合は、
運動の種類 | METs | 消費カロリー (kcal) |
ママチャリ(平均時速12-19km/時) | 5.8 | 365 |
マウンテンバイク(平均時速18-25km/時) | 6.8 | 428 |
クロスバイク(平均時速18-25km/時) | 6.8 | 428 |
ロードバイク(平均時速20-30km/時) | 12.0 | 756 |
ウォーキング | 4.8 | 302 |
ジョギング | 7.0 | 441 |
水泳 | 8.3 | 523 |
つまり、自転車はウォーキングより多く、ロードバイク以外はジョギングより少ないことがわかります。
腰や膝、足首への負担が少ない
消費カロリーについては、自転車はウォーキングより多く、ロードバイク以外はジョギングより少ないことがわかりましたが、これらの運動と違うのは、自転車は腰や膝、足首への負担が少ない運動といえます。子供や若者だけでなく、中高年にとっても取り組みやすい運動です。
長時間運動(有酸素運動)しやすい
有酸素運動を20分以上継続することが望ましいといわれています。自転車は自分で負荷をコントロールしやすいため、長時間の運動がやりやすいです。よって、効率的に脂肪を燃焼させることができます。
基礎代謝が上がり太りにくい体へ
自転車による運動を生活の中に取り入れ、定期的にカロリーを消費させていると、基礎代謝が上がり、日常的にカロリーを燃焼させやすい体質に変わっていきます。つまり「太りにくい」体へ変化していきます。
風景を楽しみながら取り組める
ウォーキングやジョギングよりも活動範囲を広げやすく、サイクリングルートを変えながら、風景を楽しむことができます。飽きずに運動に取り組めるかどうかも大切ですね。
生活に取り入れてみよう

移動手段として
日常生活の中で、自転車で移動できそうな場面はありませんか?
無理なくできそうな場面があったら、自転車移動をデフォルトにしてみましょう。すると、移動するという用事とダイエットという一石二鳥のシステムが出来上がるわけです。
生活習慣・気分転換として
毎日の生活サイクルの中に自転車移動を組み入れられるとベストですよね。通勤・通学の他にも買い物やしなければらないことに組み合わせられるか。
毎日が無理でも例えば休日に、2時間程度の自転車散歩(ポタリング)を入れてみると、景色を楽しんだり、地域の方とのふれあいを楽しむのもいいですよね。
まとめ

ダイエットを最優先にするならば、もちろん、摂取カロリーと消費カロリーの管理が必要です。自転車は無理なく続けやすい運動として有効ですが、それ以上にカロリーを摂取する生活だと、当然、痩せません。そこは、ご理解ください。

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