自転車旅の計画の立て方(コース決めの考え方)

自転車旅ノウハウ

自転車旅の計画を立てる時に、まず、コースを考えますよね。実は、どのコースを走るか考えることは、自転車旅の楽しさ・目的に直結するだけでなく、リスクマネジメントにも大きく影響します。事故やトラブルが起きたときの対処も想定しながら安全に旅を進めていくためのコースの決め方を解説します。

自転車旅の目的の決め方

特定の人に会う、景色に出会う

自転車旅の初めの動機として、「友達に会う」「帰省する」というケースも少なくありません。目的地が明確だと旅がしやすくなるのも確かです。また、「絶景を見にいきたい」というのも旅の目的としてよくありますね。
これらはゴール地点が明確であり、旅の目的も〇〇に到着することと大変、わかりやすい旅です。
他にも、〇〇一周といった設定の仕方もあります。

特定の名産物を食べる、手に入れる

美味しい〇〇を食べに行こうツアーは、旅の醍醐味の一つでもあります。自転車旅に限らず、大きな動機になりますね。

キャンプをする、寝泊りをする

キャンプが好きな人は、テント泊をしながら自然の中でのんびり過ごすことも大きな楽しみとなります。ただし、自転車旅では持っていける荷物を最小限にすることから、道具も厳選したものでキャンプをすることになりますが、これも楽しいものです。

アクティビティをする

自転車ツーリングに何かアクティビティを付け加えるパターンです。例えば、登山、トレッキング、釣りといったアウトドアでできる活動を組み合わせます。
自分で道具を準備するパターンもあるし、道具は現地でレンタルできるパターンもあります。レンタルできるものであれば、道具を運ぶ必要がなくなるので、選択の幅は広がります。

コースを自転車で移動することそのものが目的

私は意外と自転車で移動することそのものを楽しんでいる部分も多いです。ちょうど良いスピードでその街の景色や自然の景色を楽しみます。風を感じながら、その土地の空気を感じながら自転車を漕ぐことを楽しんでいます。

予期せぬ出会いを求めて

事前に計画はできませんが、途中休憩をしている時に思いもかけず声をかけられることがあります。意外とコンビニで休憩している時が多いです。他の人から見て、自転車旅をしているというのがわかりやすいからでしょうが、「自転車で旅をしているのですか?」「どこから来たんですか?」「どこまで行くんですか?」と声をかけられ、会話が弾みます。時に、飲み物や食べ物をくれたり「頑張ってね」と応援してくれたりします。会話が弾んで、そのまま一緒に酒を飲んだこともあります。こういった人との出会い、ふれあいは「プライスレス」。最高の思い出となります。

自転車旅のコースの計画を立てる

自転車旅のコース決めに便利なツール

スマホアプリを使うのが大変便利です。以下のページに解説しています。

コース決めでチェックすべきこと

自転車旅では荷物を自転車に積んでいるため重くなり、坂が辛くなりがちです。そこで、傾斜の少ないところを走りたい場合は、標高差をチェックしておくようにしましょう。
水や食料が手に入りやすいエリアを走って行くのならいいのですが、場所によっては、しばらくの間、水や食料が手に入らない場合がありますので、要注意です。
山間部を走る場合は、携帯の電波が届かない場所もあります。緊急時を考えると、電波が届かない場所での活動は他の通信手段がなければできるだけ避けたほうがいいと思います。

計画通りにいかない時は・・・

実際、自転車旅をしていると、気象条件や体調などによって、想定した通りに進まないことがあります。そんな時は、焦り・無理は禁物です。怪我、事故のリスクが大きくなってしまいます。
よくあるのが、「何日後から仕事(学校)があるから、ここは多少無理してでも・・・・」というパターン。気持ちはよくわかります。しかし、山岳事故でもこのパターンで大きな事故になってしまった事例も事欠きません。
私自身、自転車旅で転倒して大怪我(鎖骨と肋骨が折れました)した経験があります。その時、少し立ち止まって夕方から無理せず山に入らなければ事故にならなかったかもしれない、と反省しています。

まとめ

まずは何を目的にするのか、やってみたい事は何かを考えるとコースは決めやすいと思います。自転車で移動することそのものを楽しむのなら、「サイクリング おすすめ」でググってみて、多くの人が楽しんでいるサイクリングコースがいいでしょう。意外と、明確な目的はなくても自転車旅は楽しめます。目的は大まかなものでよくて、まずは自転車旅に出てみて、楽しさを探しながら進んでいくもいいですよ。

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