自転車通勤の時にヘルメットを装着していますか?圧倒的に装着していない人が多いですよね。ヘルメットの煩わしさが自転車の普及の邪魔になる、という話もあるようです。今回は、特に自転車通勤のかたへ、ヘルメットを装着した方がいいのかどうか、検討材料になるような情報を提供します。
自転車通勤にヘルメットをおすすめする理由
事故被害軽減にヘルメットが有効である根拠
平成31年4月25日、警察庁交通局から出された「自転車関連事故に係る分析」によると、ヘルメット非着用の場合の致死率は、着用の場合の約2.5倍になることが報告されています。
また、交通事故総合分析センターによる交通事故分析レポートでは、自転車乗用車の死者の中で、頭部損傷が約65%であり、ヘルメットを正しく装着することで、死者の割合は約1/4に軽減できるだろう、と報告されています。
これらのことから、自転車に乗るときにヘルメットを装着するのは重大事故を回避するのに有効であるという根拠(エビデンス)がきちんとあるわけです。
子どもはヘルメット奨励
道路交通法では13歳未満の子供は自転車に乗るときはヘルメット着用が義務とされています。それ以上の年齢については「努力すること」となっていますが、18歳未満の子供には保護者がヘルメットを着用するように指導することを条例で義務としている自治体もあります。
自転車は転倒することがよくあるし、いくら低速であっても頭に強い衝撃を与えてしまうことが容易に想定されるものです。
オートバイも昔はノーヘルが多かったところ、現在ではヘルメットは必須となっています。社会が進歩していくにつれ、人々にとって必要不可欠なものが常識となっていくのです。自転車もきっと同じようになることでしょう。
自転車通勤にヘルメットを装着しない人がいる理由
- めんどくさい
- あごひもが邪魔
- 蒸れるし、暑い
- かっこ悪い、ダサい
- コストをかけたくない
こんな感じでしょうか。
まず、安全面について納得できれば、めんどくさい、コストをかけたくない、あたりはクリアできることでしょう。
蒸れる問題については、通気性の良いヘルメットを選択すれば解決です。
あごひもが邪魔、かっこ悪い、ダサい問題については、「安かろう、悪かろう」が関係します。
ある程度、質の良いヘルメットはフィット感がびっくりするほど全然違います(経験済み)。
また、オシャレなデザインのものが多く、むしろ、ヘルメットをしている方がかっこいいと思います(いずれ、そういう時代になります)。
自転車通勤におすすめのヘルメット
やっぱり、ある程度、質の良いものを選んでほしいです。
装着した時の快適さ、通気性、疲れにくさが全然違います。装着することが快適でなければ続かないし、習慣化されません。日常的に長く使うからこそ、快適に便利に使ってほしいです。
まとめ
間違いなく、近い将来は「自転車にヘルメット」は常識になることでしょう。大切な頭を守るヘルメット、ぜひ、ご検討ください。

コメント